慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会

理事長挨拶

一般社団法人慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会 理事長 小川 聡

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  慶應義塾大学医学部内科学教室同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝にご活躍のこととお慶び申し上げます。2017年6月の同窓会総会において同窓会長を拝命いたしました49回生の小川でございます。この度、長年の懸案でした同窓会の一般社団法人化を成し遂げる事ができ、これを機に会員の皆様との情報交換の場となるホームページを立ち上げましたので、一言ご挨拶申し上げます。

  折しも2017年は医学部創設100周年にあたり、2018年には信濃町に新病院棟が竣工し、慶應医学が名実ともに我が国のトップリーダーとして発展していく道筋ができました。その中で、次の100年も内科学教室が慶應医学の中心で輝き続けられるよう支援することが本同窓会の最大の使命ですので、それに向けての施策を同窓会役員会で練ってまいりました。幸い、その趣旨に賛同くださった同窓会会員、松木康夫先生(37回生)と猿田享男先生(43回生)から多額のご寄付を頂き、お陰様でこれを原資に先ずは、将来の慶應医学で中心的役割を果たすことが期待される若手研究者を奨励する「同窓会賞」を2018年度に設けることができました。本年度も第3回同窓会賞として、基礎分野(猿田賞)と臨床分野(松木賞)の2名に贈呈できました。

  さらに同窓会の活性化を図るための活動として、2019年度からは新たな褒賞事業が始まりました。最近、他大学の教授に就任される同窓会員が多く誕生しており、その方々へ「教授就任祝い」を差し上げ、本塾内科学教室との積極的な人事交流を通じて若手教室員のご指導をお願いいたします。もう一つは、その若手医師たちを関連病院で教育指導してくださっている先生方に感謝の意を込めて、「ベストインストラクター賞」を毎年授与させていただくことになりました。また、同窓会員の主宰する内科学領域の学術集会の開催にあたり、その栄誉を祝し、本塾内科学教室への多大な貢献を讃えることを目的として、「学術集会主宰者褒章」制度も設けました。その第1回受賞者として、第 117 回 日本内科学会総会・講演会会長を務められる竹内 勤内科学教授(59回 リウマチ・膠原病内科)が選ばれました。7月6日開催の受賞式の場で授与させていただきました。

 2020年度は、内科学教室にとり開設100周年の記念の年にあたり、内科学教室と同窓会が共催の形で、7月4日の予定で100周年記念祝賀会の開催を準備して参りましたが、残念ながら新型コロナウイルス感染症の急速な流行拡大により、来年に延期となりました。

  同窓会の事業が広がり、その予算規模も拡張するとともに、従来の任意団体としての活動では税法上も限界が生じて参りました。そこで、これを機にかねてより懸案でありました本会の一般社団法人化について、専門家を交えて役員会で慎重に議論を重ね、本年7月の総会(書面開催)において「定款(案)」の審議の上、ご承認をいただくことができました。さらに、松木康夫先生・猿田享男先生からの寄付を原資に創設された新規褒賞事業の安定した財政基盤確立を目的に、広く同窓会員から寄付を募り、新たな基金創設を目指して参ります。

  一般社団法人化に伴う組織改編にあたり、会員、評議員、理事(理事長・副理事長)、監事など、少々堅苦しい表現に変わりますが、基本的には従来の任意団体として継続してきた体制、運営方法などは継承されます。法人化したとはいえ、本同窓会では、言うまでもなく会員相互の親睦を図り、連帯感を高める事が大切ですので、引き続き同窓会会員の先生方のご支援・ご協力をお願いしたいと存じます。これまでは年1回の同窓会総会と機関誌「聴診記」を通じての情報交換しかできておりませんでしたが、この度同窓会ホームページを立ち上げ、内科学教室や関連病院の最新の情報提供を含め、会員相互の意見交換の場を充実させる事といたしました。多くの会員の皆様からのご意見をいただきながら、より良いホームページにしたいと思っておりますので、是非ともよろしくお願い申し上げます。

2020年9月吉日